子供たちがピアノを習っている主婦です。我が家の子供は二人共4歳からピアノを習っています。上の子は14歳になり10年目です。10年間のなかで何回もスランプがきて検索してきました。
- 子供 ピアノ 習う意味
- 子供 習い事 ピアノ
- ピアノ続けるか
- 習い事 ピアノ メリット
などなど何回も検索し悩んで乗り越え現在に至ります。
現在もまだ続けています。子供が中学生になるタイミングで習っている目的など、頭の中を整理するために記録しました。
なぜピアノを習い始めたの?
息子が4歳の時、歌が好きでよく歌ってました。それが単純にうまいなーと思ったのがきっかけで、たまたまポストにチラシが入っていた個人のピアノ教室の体験に行き、それ以来同じ先生にずっとお世話になっています。
- 人のはなしをきちんと聞けるように
- 目の前の事に一生懸命取り組む習慣をつけて欲しい
- 音楽を楽しんで欲しい
- 小さな成功体験を感じて欲しい
- 継続は力なりを体感して欲しい
振り返ると悩んでる時は習う目的を見失っていることが多かったように感じます。
ピアノを習うメリット・デメリット
メリット
ピアノはほかのさまざまな楽器と比べても、人間性知能(HQ)を特に高められると言われています。
人間性知能とは、計画性や社会性、問題解決能力、運動能力、言語能力といった知能です。両手の指を細かく動かしながら楽譜を見て先の音を読み、適切に演奏するという動作が人間性知能を高める訓練になるとされています。
また、ピアノに向かい座って演奏することで、お子さまに落ち着きをもたせる効果もあるとされます。
ベネッセ教育情報サイトより
デメリット
自宅にピアノを置きたいと思っても、ほかの楽器よりも大きいのでなかなか難しい場合があります。さらに、防音環境も必要なため、住宅環境によっては設置できないケースもあります。こういったケースでは、電子ピアノやキーボードなどで代用する対策が必要となるでしょう。
ベネッセ教育情報サイト
デメリットについて考え対処してきたこと
①教室探しが割と大切
チェックポイント
習う目的
家から近いか
発表会の有無と費用
教室の規模
習っている生徒の年齢層
体験出来るか?
希望の曜日時間に空きはあるか
レッスン時間と月謝
レッスンの年間回数
休んだ時の振替はあるか
先生のレッスンの方針
電子ピアノOKか
素人の母が実際に感じたり、ピアノを習っている子をもつ友達の話から感じた、教室を選ぶ時にチェックした方が良いポイントです。色々な教室の発表会を聞きに行ってみると先生の指導力や雰囲気、生徒の年齢層が割と分かります。小さい子が多くて中高生があまりいないと長く続けている子が少ないのかなとか。長く続けることを考えるときちんと教室を選んだ方が良いです。自己都合で休んだ場合振替出来ない教室もあるのでその辺も確認しておくと後でモヤモヤすることは避けられます。先生の方針もピアノを習う目的と合っているか確認した方がよいです。音楽を楽しみたいだけなのにやたら厳しいと音楽を嫌いになってしまいかねないし、音大を目指したいのに楽しみ系のゆるいレッスンだと物足りないと不満を持つことになるので。すでに習っている友達に話を聞いたり、発表会を見に行かせてもらう、最近はInstagramを利用しているピアノの先生もたくさんおられるので、SNSから教室の雰囲気を知ることも出来ます。
②ピアノ買う時に悩む
ピアノか電子ピアノか
これめっちゃ悩みました。教室探しの時に先生にピアノに対する考え方を確認しておいた方が良いです。
私はたくさん調べた結果アップライトピアノを家に取り入れることにしました。
もし、お子様のレッスン用ピアノで、生ピアノを置くことができる環境とご予算がある場合、私は生ピアノをおすすめしています。
なぜなら、生ピアノは録音された音ではなく、お子様自身が鳴らした音が、倍音が豊かに共鳴してくれるから。人間の耳はおよそ9歳くらいまでの間に完成されると言われており、それまでの間に沢山の種類の音色を聴くことで、大人になった時により豊かに音色の聞き分けが出来るようになります。
島村楽器ホームページより
せっかく楽器を習うので、弾いていて細かい響きを感じることができたらいいなと思ったのが理由です。実際子供たちが練習をしているのを家事をしながら聞いていて、
「うわ今日はめっちゃ怒って弾いてる」「今日は機嫌よくノリノリで弾いてる」「今日は言われたこと意識してるな」
とかリアルに感じます。それは子供たちも自分たちなりにわかっているようです。そういう体験を日々の練習で感じることができることに魅力を感じるし、生ピアノを取り入れて良かったなと思います。
我が家は主人の実家のアップライトピアノを自宅に運んでもらいました。電子ピアノも買うとなると値が張るものなので実家にピアノが眠っている方は実家のピアノを運ぶという選択肢は新たに買う必要もないしあるものを生かすことができるのでおすすめです。
③やめる、やめないで何度も悩む
何回も悩み検索したり、先生に相談したりして乗り越えてきました。
上の子が5年生の時に発表会の曲が難しく、Youtubeで聞こうと思っても参考になる動画がなくてイメージがつかめなかったのか、この曲は嫌だから発表会が終わったら辞めたいと言われました。じゃあ、嫌のまま終わって欲しくないから最後に自分が弾きたい曲弾いてからやめようか?という話になり、先生に相談し、自分の選んだ好きな曲をレッスンしてもらいました。その曲も仕上がり「あぁついにやめるのか・・・」と思ったら先生が上手く普通のレッスンに戻してくださり、あれ?やめてないやん?という状態で現在に至ります。
妹に教本を抜かされる時も先生が上手くやってくださって兄はモチベーションが下がることなく中学生になってもマイペースにピアノを続けています。
下の子は下の子でピアノ嫌いと言いながら練習しています(笑)
上手いからもっと聞きたいな
前より良くなったね
先生にレッスンで何て言われたん?
こんな感じで声かけていたら、毎日自分なりに考えて練習しているので、本当に嫌そうな時は先生に相談したりして曲を減らしてもらったりして、続けています。
④親子とも忍耐が必要
子供は出来ないとイライラしたり、泣いたりします。
親はそれに対して上手く対応できるかどうかが長く続けられるポイントのような気がします。
横に座って見てるだけでも子どもは頑張れるかもしれません。ダメだしをしたくなっても我慢してうまく乗せた方が親子ともに楽だし、子供のピアノに対する気持ちが嫌になってしまうと伸びるものも伸びないし、嫌なのに無理に弾くの大人でも嫌じゃない?ダメだしされて上手くなりたいと思える?もっと頑張ろうと思える?私は無理だなという感じで子供の気持ちを考えて上手くのせる方向で声をかけたり工夫した方が私は楽でした。
いつまでたっても上達しない、いつも同じところで間違える、こんな時親はイライラしていまいがちですが、無理やりじゃなくて、どうしたら上手く弾けると思うか?先生はどう言っていたか?と聞いてみたら自分で良くしようとするかもしれません。
⑤毎日練習を習慣化するまでが大変
我が家の子供たちは病気と旅行以外でピアノの練習をしなかった日はありません。毎日何時間も練習しているわけではなく、本当に1曲1回だけの日もあるし、5分とか10分くらいの日もあります(ほとんどの日がそのくらい)。ただ歯磨きを毎日するようにピアノの練習を毎日するという習慣になっています。
ご飯を食べたり、歯磨きするようにピアノの練習も毎日の習慣にしてください
はじめの体験レッスンの時に先生に言われてそれだけを忠実に守ってきました。習い始める時に習うなら毎日練習しないといけないよと約束をして習いはじめました。なかなか練習しようとしない時は、
今日はいつ練習するの?
と聞けば子供から答えが返ってきて自分で練習する時間を決めるのでやろうと思った時にやり始めます。あなたのピアノが聞きたいわという感じでのせるのも効果あり(笑)
ピアノ練習した?
練習しなさい
こう言ってしまうと子供は経験上嫌々練習している事が多かったです。
⑥めんどくさいとの戦い(譜読み)
なかなか練習しない時は
- 譜読みが難しくてやりたくない
が原因だった事が我が家は多かったです。
ピアノを習っていない母が取った対策は
- 一緒にその曲をネットで探して聞いてみる
- 新曲をもらって3日は横に付いてみる
- もう自分で弾けそうだなと思ったら離れる
本当に超めんどくさくて
- 自分でやってよ!
- 何でわからんの?
- ピアノで先生に教えて貰ってないの?
- 何年やったら譜読みが自分で出来るようになるの?
- こんなに親が手出しして大丈夫なのか?
- 今忙しいのに
何度思ったことか(笑)耐えたり、我慢したり、工夫したりしていたら今はもう自分達で譜読みしてやってます。我が家はすごく時間がかかったけどいつか自分で出来るようになるから、温かくちょっと助けたり見守って大丈夫です。
ちょっと自分が楽になりたくて音符のワークをやってみたこともあります。
↑下の子はシールを貼るのが好きでこのドリルを気に入ってやってました。このドリルの効果かはわからないですが上の子よりは譜読みも自分で出来るようになるのが早かったです。
このドリルは音符カードが付いていて、それで兄妹で競争してクイズをしたり、この音は何でしょう?とたまに聞いてみたりしてました。
↑このドリルは時間を計ってやっていると速く楽譜が読めるようになるという感じでした。競争が好きな子は向いてると思いますがそうでなければ楽しくないです。
最近は新しい曲を練習し始める時はYouTubeで聞いて、再生速度を遅くして、楽譜を見て聞きながら片手ずつ練習する方法で娘は勝手にやっています。もうお母さん見てーと言われることがなくなってしまいちょっと寂しくもあり、自分で考え、工夫しているのだなとうれしくもあります。
⑦どこまで求めるかきちんと決めておかないと習う目的を見失う
ピアノを習う目的はなんでしょうか?
- ピアノがうまくなるため?
- ピアニストになるため?
- 将来音大を考えているため?
我が家は
ピアノを通して身につく力を成長させたい
そう思って、出来るだけ嫌にならないように、応援し、バトルもしつつ(笑)やってきました。そんなゆるい考えでも長く続けると子供達の成長がよくわかり発表会の演奏を聞くとジーンとします。
習ってきて感じる子供の成長
- 楽譜が読めるようになった!
- 毎日ちょっとでも練習してる!
- 自分で良くしようと頑張ってる!
- 目の前のことを一生懸命やり小さな成功体験を体感している
- 新しい初めての曲でも練習すれば出来るようになることがピアノを通して経験出来ている
できないことに目を向けたり、人と比べたりしてしまいがちですが、過去の子供自身と比較するとすごく成長を感じることが出来ます。
お歳暮の記録
毎年先生に感謝の気持ちをこめて贈っています。
去年何贈った?と忘れるので記録しておきます。贈り物何にしようと迷ってる方の参考になれば光栄です!
↑見た目が綺麗でおすすめです
↑先生が包紙が綺麗だからと包紙を残して利用してくださっていました
発表会の衣装
女の子の衣装
できれば3000円以下でアマゾン・楽天などで安いドレスを探して購入し、1回着たら親戚にあげるかメルカリに出しています。自分がいいなと思ったドレスをお気に入りに登録しておき、子供にどれがいいか選んでもらって、子供の発表会へのモチベーションが上がるようにしていました。
小学校高学年になり、ドレスは嫌だと言うようになったので普通の服でも使えそうなキレイめな服を娘と一緒に買いに行くようになりました。発表会が終わったら普通に私服で着ています。
男の子の衣装
H&Mでネクタイ付きのシャツやポロシャツを購入していました。とても安くて、店でセール品だった500円のパンツを購入したこともあります。迷っている方はぜひH&Mチェックしてみてください。
まとめ
下手でも、毎日自分で少しでも良い演奏になるように練習する姿勢が大切で、弾きたい曲があるうちは続けられるように子供達のピアノの一番のファンでありたいと思います。
口出しするのは、何も意識してなさそうだなと感じたときに、先生にレッスンで言われたことは何だった?とだけ聞けば子供が自分で気が付くかもしれません。そうゆうスタイルで見守り、どうしても練習が嫌そうであれば、ピアノを習うメリットをもう一度伝えたうえで、メリットよりもやめたいと本人が言うときはやめ時だと思うので今までやってきたのにもったいないと思わずきっぱりやめる、イヤイヤ続けても成功体験に結びつかないし、今まで波を乗り越え続けてきたことが子供たちにとって糧となっていると思うから。
やめるときは色々子供達のために考えてご指導してくださった先生に感謝して、ピアノは嫌だったと思わないように、弾きたい曲をひいて仕上げて今までがんばったねと前向きにやめられるように母として応援していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
何か少しでも参考になれば嬉しいです。